■注■
ブログのタイトルとか他の記事とかを気にしたら負けです!
別のブログ初期設定するのが面倒くさかったからだろ?とか突っ込んだらダメです!
画像の手ブレとか画質もこだわったら負けです!!
ってな訳で行ってきましたshimvaちゃんの横浜ワンマンライブ!
会場の『thumbs up』を探すのに少々難儀するも無事到着。
地下なんかによくあるライブハウスかと思っていたら、シアターなども入っているビルの3階にありました(´A`)
店内はとんでもなく俺好み。
テーブル席もあったけど、こんないい雰囲気の店に一人で来てテーブル席に座るなんて無粋な真似はしません( ̄ー ̄)
痩せて軽く反った木が使われている、良い意味で古臭い感じのBARカウンターに座りドライのモスコミュールをオーダー。
ただ、すきっ腹に流し込むウォツカは少々強烈だった(笑)
空席が全然見当たらない状態で待つこのザワザワ感がたまらない。
思い返せば彼女との出会いは全くの偶然。
(出会いといっても片思いの出会いですw)
ニコ生でやっていた1ヶ月間まるごと配信の企画に彼女が出演していて、どうやら歌手らしい、と。
鼻歌なんかで歌っていた彼女の歌唱力に惹かれ調べてみたら、当時の《新葉なな》以前に活動していた《shimva》名義で歌っている動画をyoutubeで見つけ虜になった。
どのくらい虜になったかというと、
その時のニコ生の企画では新葉ななのテネシーワルツを売る方向性だったのだけれども、それも悪くないけど(いや、充分いいけど)俺は《shimva》として歌っていた楽曲が好きだなぁ~とか言って、iTunesで『UTAUTAU。』を購入した。そのくらいの虜さ加減(笑)
その後の彼女の活動は、東京を離れ福島に帰ったり、『歌をやめた』といった内容のツイートを見たりとあまりよくないニュースが聞こえてきた時もあったけど、いずれまた歌を取り戻して帰ってきて欲しいな~と、生で聴く機会が訪れればなぁ~と、そう思っていた。
そんな彼女のワンマンライブがいま目の前にある事に、ちょびっとだけ気分が高揚していた。
開演直後、ドあたまからドカ~ン!と雰囲気作りをするライオンのうた(曲名聞き取れなかった(´A`))
あの小さな身体のどこにこんなエネルギーが潜んでいるんだ?と言わんばかりのパワフルな楽曲ではじめからいきなり気分が最高に盛り上がる!
両の手を挙げ天を仰ぎ、指の先からつま先まで全てを使ってその力強い声を発散する。
MCで話してたり、コール&レスポンスで楽しんでたりする時はワチャワチャっとしたオバチャン予備軍(若いお嬢さんに向かって失礼 orz)なのに、このギャップは何なのだろう?
たとえば、終盤に歌ったカラスの歌(タイトル忘れた OTZ)前のMCの時も、ゴミをあさるカラスに対して持つイメージについて彼女が語った時、うわべの言葉だけの表現ではうまい言い回しにもなっていなくて、一見ステージ上の彼女の失敗談の様な、ドジっ子風な雰囲気に軽い笑いが起こったりもした。
人は隠喩や比喩といった遠まわしの表現に疎くなると、表面だけの言葉がその思いの額面なのだと勘違いするようになってしまう時がある。
アーティスト《shimva》が『伝えたい』という想いを語る姿とは裏腹に、それが観客にうまく伝わっていない様子に俺は、「どうしてこんな事になってしまうんだろうなぁ」と他人事ながら少し悲しい思いがした。
でも、そんな俺の考えなど余計なお世話だった。
歌い始めた彼女の歌からは、『わざわざ言葉にして説明する必要すら無いだろう?』と問い返すかのように、一方的に伝えてくる『何か』があった。
皮肉のような話だが、つたない俺の言葉では彼女の歌を言い表す事ができない。
これがブルースだ。
これがエレジー(哀歌)だ。
誰もにそう納得させる空間。シンガー《shimva》の姿がそこにあった。
音楽には全然詳しくない俺だけど、「あぁ、絶対これが本物のソウルシンガー(の卵?)の雰囲気って奴だ」
そう思った。
shimvaちゃんを見ていてふと頭に思い浮かぶのは何故か『綾戸智恵の若い子バージョン=shimva?』ってイメージだったりする(笑)ジャンルは違うのかもしれないけど。
ペリア生活の時の様子や普段のツイートだったりを見ていると『押忍!天真爛漫』みたいな娘さんなのに、ひとたび歌と云うスイッチが入った途端、別人へと豹変する。
綾戸智恵も普段はすげージャズシンガーとは思えないナニワのオバチャンぶりだから、それと重なったのかもしれない(笑)
そんなどうでもいい話はともかくとして、今夜初めて生で見たshimvaちゃんのライブを一言で言い表すなら『等身大のソウルシンガーshimva』って感じ。
彼女は最初から最後まで楽しそうで、生き生きしていて、そしてソウルフルで熱い言霊を届けてくれた。
ブルース・ジャズ・ソウルなどなど、流行歌とは違う場所をステージとするシンガーの年端で言えば26歳はまだまだヒヨっ子なのかもしれない。
それでも、背伸びするでもなく、とても自然体で居る彼女の紡ぎ出す音楽に俺は『魂』を感じた。
劇団四季のライオンキングを見たのと同じくらい(見た事無いけどw)充実した最高の一夜でした。
権兵衛
<お・ま・け>
A4-6ページに渡りshimvaちゃんの特集記事が掲載されている無料情報誌をサイン付きで頂いてきた(´ω`)
shimvaちゃんがこの冊子にサイン書きながら「あー、欲しい人いたら持って帰って下さいって言うの忘れたぁ~~~っ!」って嘆いていたのがとてもチャーミングでした。
彼女は確実にドジっ子属性です( ̄ー ̄)
個人的には『UTAUTAU。』に入ってる曲で「誰にも教えない-Nobody Knows-」って曲の歌詞とフレーズが好きなんだけど、それのアコースティックver.が聴けたのがとてもいかった(´▽`)
ライオンの奴とカラスの奴の音源、作って販売してくれないかなぁ~(´ω`)
歳とると歌とか映画とかでも容易くウルっと来る時があって、それがライブハウスとかだとマジで恥ずかしいのである(´A`)ムッハー
私がここに生まれてきた理由は誰にも教えないとっておきの秘密だから
言葉にすれば消えてしまう魔法にかかった私の真実は胸の中
[shimva:誰にも教えない-Nobody Knows- より]
<おまけのおまけ>
3杯目をオーダーする時に「トマトジュースありますか?」って聞きありますよ、と。
(トマトジュース置いてないってお店も多いからね)
じゃ、ウォツカ割でお願いします(´ω`)っていつも家呑みする時のレシピでお願いしたら、伝票には『ブラ・マリ』と書かれていた。
Σ( ̄ロ ̄lll) ガーーーン!
ブラッディーマリーってカクテルで言えば定番じゃん!とかゆーこっ恥ずかしい思いで店を後にしてきましたとさ(笑)
おしまい